お客様の要望に応じて焙煎(オンデマンド焙煎)するようになって数年。
注文の少ないときでも焙煎を安定させるため、最低でも300gの生豆を使用してたのですが、
コスト削減と技術力アップのために200g焙煎に挑戦してみました。
・100度近い温度の焙煎釜に常温の生豆を入れることで、釜の温度がどの程度下がるか
・下がった釜の温度をガス圧(火力)を調整しながら、何分で釜の温度を上昇カーブに乗せることができるか
・ガス圧を強くしすぎることで、生豆の表面に強い熱が当たって豆内部の水分が抜けずに表面だけ乾いてしまわないか
・水分抜きから1ハゼまでの進み方
・1ハゼでの豆の膨らみ方と2ハゼまでの間隔
・2ハゼをどこまで引っ張ると油分が出てきてしまうか
など、様々なポイントをチェックしながら、現在使用している5種類の豆を焙煎したのですが、興味深かったのは、200g焙煎での工程は、僕がコーノ式珈琲塾で焙煎の勉強をしていたときに愛用していた焙煎機(フジロイヤル製コーノ特別仕様直下式5kg釜)での焙煎の流れに似ていたこと。
約10年前に愛用していたその焙煎機、今は四万十川源流近くに住む友人のお店にあります。
いつか遊びに行って、またあの焙煎機で珈琲を煎ってみたいなぁ。
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