ブラジル サントス No.2 ってわかりますか?
スペシャルティコーヒーの名が日本で広まるよりも前から珈琲が好きだった人には懐かしい名前だと思います。
(日本スペシャシャルティコーヒー協会が設立されたのが2003年なので約10年前は、まだまだこの言葉が一般的だったはず。世の流れは早いですね)
ブラジル(国名) サントス港(港) No.2(格付け)
で、ブラジルでは豆の欠点数で格付けをしていて、「欠点のない豆(No.1)はない」ということから、No.2が最高の格付けとなっていました。
他にも一昔前のコーヒーは以下のような名前で呼ばれていました。
コロンビア(国名)ナリーニョ(地域)スプレモ(格付)
タンザニア(国名)キリマンジャロ(山)AA(格付)
グアテマラ(国名) アンティグア(地域) SHB(格付)
ジャマイカ(国名) ブルーマウンテン(地域&格付)
イエメン(国名)モカ(港)
その頃のブラジル豆といえば、味は中庸(特長が無い)だがブレンドする際のベースとして使いやすいとされていたのですが、ナチュラルという方法で精製されたブラジル豆は、果実としての特長や酸味はほとんど無いものの、土や草など大地の香りがして「ほっ」と安心させてくれるので、僕は大好きでした。
今日は、そんな懐かしいブラジルNo.2のオールドクロップ(収穫から2年以上経った豆)が少しだけ残っていたので焙煎。
焙煎釜に豆を投入すると、数分でチャフ(コーヒー豆についている薄皮)が大量に出て処理が大変でしたが、しっかり乾燥された豆は煎りやすく、焙煎が進行するに連れ懐かしい香りもして来ました。そして、できあがった豆を齧って感動!
今時のスペシャリティコーヒーで感じられる果実っぽさはまったく無い、昔懐かしい草と土など大地の味わいのコーヒーに仕上がりました。
Viva! Brasil !!
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